パンドラの箱は開けられた

10代の時に人生に起こるべく事は起きた。兄の死。父親の事業で数千万の借金が発覚し、両親離婚。ヤミ金から逃げるため夜逃げならぬ昼逃げ。そして25歳で起業。色々あったなぁ、ホントに。。私の色々な体験談を書いていきたいと思います。

イタズラ電話撃退法。~前編~

 

 

私が高校生だった時、イタズラ電話に悩まされていた。

 

 

当時は二つ折りの折り畳み携帯が主流で携帯料金もまだまだ高かった時代だった。

 


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のんきに高校生活を満喫していた所、ある日を境に非通知着信が着信履歴に残るようになっていた。

今なら非通知拒否して一件落着だが、当時は非通知拒否のサービスがなかった。

 

非通知の履歴を見てなんか気持ち悪いなぁと思いつつもその時はそんなに気にしていなかった。

 

 

しかし、いよいよ怖い出来事が起き始めた。

 

 

ある日、朝目覚めると一件の伝言メモが入っていた。

そして着信履歴が全て非通知に入れ替わっていた。

 

 

イヤな予感がしつつも好奇心が勝り、勇気を出して伝言メモを聞いてみた。

 

 

ボソボソと話す男の人の声が録音されていた。

ボソボソ話しすぎていて何を言っているのか全く聞きとれなかった。

 

きもちわるなぁ

 

と思ったがいかんせん女子高生の朝は忙しい。

そんなことに構っている時間など無い。

 

その日もいつも通り暮らし、夜寝る前にふと朝の伝言メモのメッセージを思い出しシーンとした部屋で再生してみた。

 

よく耳を澄まして聞いてみたら、

 

 

 

 

とんでもない下ネタをボソボソと言っていた。

 

 

 

 

恐怖とはまさにこの事だ。

 

 

そして何より怖かったのが私の名前を知っていた事だ。

 

 

 

しばらくしてついに警戒レベル高めの出来事が起きた。

 

 

女子高生だった私は無駄に夜更かしをしていた。

 

 

 

深夜の3時。

 

 

 

家のドアがガチャガチャ開ける音が聞こえた。

 

 

 

今までに感じたことのない恐怖を感じた。

 

当時両親がまだ離婚していなかったため寝ていた父親を起こし現状を伝えたが、

 

 

 

『何か起きたら起きる。』

 

 

 

と言い父親は再度眠りについた。

 

 

何か起きたら起きる。

それなら、

 

 

今 まさに 起きる時です。

 

 

と思ったが、全く起きる気配がなかったため諦めた。

親への不信感が少し募った瞬間だった。

 

 

 

めちゃくちゃドキドキしながらそっと2階のトイレの窓をほんの少しだけ開け、外の様子を見ると白い軽自動車がブ~ンと、走り去って行った。

 

 

 

友人にも現況を説明し、私の身に何か起きたら携帯の着信の相手を警察に伝えて欲しい事を伝えた。

 

 

 

警察にも相談したが、『何か起きてからでないと対応出来ない、巡回を強化します。』

と言われ途方に暮れた。

 

 

この状況をどうにかしたい。

 

悩悩悩。

 

 

そうだ。

 

 

自分の身は自分で守るしかない。

 

 

と、いう考えに至った。

 

 

相変わらず非通知着信が掛かってきていた。

 

 

決心した以上、恐怖を感じている場合ではない。

何か策はないか、ひたすら考えた。

 

 

よし、まずは敵を知ろう。

 

 

非通知から掛かってきた際に出れる時には電話に出て電話口の向こうで何か音が聞こえないか試した。

 

 

常に無音。

 

 

なんの音も聞こえない。

 

 

作戦変更だ。

 

 

次に掛かってきたら試しに通話中のまま放置しようと考えた。

 

 

すぐ掛かってきたので通話中のままにして2階にある自分の部屋からそっと離れ、1階のリビングで過ごしていた。

 

 

1時間後、さすがに電話切ったでしょう。

と、思い2階に上がって携帯の画面を見た。

 

 

通話中の表示は60分を超えまだ電話が繋がっている状態だった。

 

 

その後すぐに電話を切り、何のためにわざわざ通話料金を払い私に電話してきているのか掛ければ掛けるほど相手が得するシステムなのか…

 

いや、そんなサービスはない。

 

意味がわからない。

 

恨みを買うような事をした記憶もない。

 

精神的にも結構な負担になっていたためもう本当にやめて欲しかった。

 

考えに考えた結果、

 

 

小さい頃からエレベーターガールや野球のうぐいす嬢の真似が得意で身内に披露していた事をふと思い出した。

 

実力は、母親宛に掛かってきた電話にまったく違う声で応対し、相手が『すみません、掛け間違えました。』と言われていたので無駄に自信はあった。

 

 

よし、

 

 

解約のガイダンスを自分で生ガイダンスしてみよう。

 

 

そう考えた。

 

 

続く